この世界には6000万人に一人の割合で、巨大ロボットを操る者達がいる。
21世紀に入って間もなく、地球人類は異星からの訪問者を迎えた。
高度に進化した文明をもつ彼等「来訪者」たちは、人類と友好を結ぶでもなく、侵略をするでもなく、ただ一つだけのことをした。
地球上から人種、思想、老若男女問わず、100人の人間を選び、その者達に一体ずつ巨大なロボットを与えたのだ。
彼等選ばれし者達「CHOOZENS」に与えられたロボットは、大きさも形態も能力も千差万別。どうやら、その人間の資質や目的に合わせて選ばれているという話だが、それもあやしい。
「CHOOZEN」になった者達に共通点はまったくない。女子高生、子供、傭兵、犯罪者…。そして彼等は与えられた力を何に使おうが、まったく自由だ。正しいことに使おうが、遊びに使おうが、商売に使おうが、戦争に使おうが…それこそ世界征服に使おうが…。
ただ一つ「来訪者」が彼等に義務づけたのは、彼等がロボットを使用したあと、その経過を余さず記録書類にまとめて、専用の端末で「来訪者」達のもとへ送る…ただそれだけだった。
「来訪者」の目的がが何なのか…それはわからない。だが、世界はたった百人の選ばれし者によって大きく変わろうとしていた!
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